ハーモニーに癒され コカリナ&ライアーデュオが公演 大震災13回目の夏で/岡山・津山市

岡山県津山市山下にある津山文化センター・ホワイエでこのほど、コカリナ&ライアーデュオ「森の精」の第49回コンサート「つながっていく命・寄り添う心〜大震災から13回目の夏に〜」が開かれ、心安らぐ音色に市民らが聴き入った。

日本コカリナ協会公認講師の古澤かおるさん=同市小原=、妹でたて琴「ライアー」奏者の水野みどりさん=同市沼=が出演。

「星に願いを」「上を向いて歩こう」「精霊流し」「さよならの夏」「花は咲く」といった曲を奏で、ホールに響くやわらかな調べに惜しみない拍手がおくられた。フィナーレの「にじ」は来場者も一緒に合唱した。

田村洋子さん(70)は「優しい音のコカリナと、余韻のあるライアーのハーモニーに癒やされた。実家が福島に近い茨城県北部にあり、13年経っても大震災のことは忘れられない」と話した。

© 津山朝日新聞社