フランス研修炎上で自民党ハワイ議連にも飛び火…財源、家族連れ訪問議員について会長が明かした“実態”

問題となったエッフェル塔ポーズの画像(松川るい議員のSNSより)

大きな波紋を呼んだ自民党女性局のフランス研修。研修でありながら、エッフェル塔前での記念写真をSNS上にアップするなどしたことにより、“修学旅行にしか見えない”と批判を集めることに。

松川るい参院議員(52)が8月21日に局長の辞表を提出し22日に受理されたが、SNS上では《こんな辞表で国民は納得するわけない》などと今もくすぶっている。

そんななか、フランス研修の流れで、注目を集めているのが「参議院日本ハワイ友好議員連盟」だ。

「ハワイ議連は毎年ハワイを訪れており、議連所属議員のなかには家族連れで参加していると、SNS上で指摘されています。女性局のフランス研修には松川議員が次女を同行させていましたが、議員としての仕事に家族を連れていくことに疑問を抱く声も少なくありません」(政治部記者)

そこで本誌は、ハワイ議連会長を務める松山政司参院議員(64)にハワイ議連について問い合わせた。まず成り立ちと活動について聞くと、

「参議院日本ハワイ友好議員連盟は、ハワイと日本の友好を深めるため、14年に発足しました。

コロナ禍では入国手続きにおける要望を聞いたり、ハワイ島での建設が計画されているTMT(大型天体望遠鏡)についてなど、互いの懸案事項について意見交換しています」と回答が。

では、SNS上で指摘されている“ハワイ訪問”はいったいどのようなものなのか。

「年に1回ホノルルを訪問し、州知事や議会関係者と会談します。16年には安倍晋三元総理(享年67)の真珠湾慰霊にも同行しました。現在はマウイ島の火災で現地も対応に追われているため、今年の訪問は未定です。

各議員が家族連れで参加しているかどうかについては、議連としては関知していません。また、議連の活動費用はすべて自費です」

定期的な海外訪問を繰り返す自民党議員たち。国民が納得できる形で活動し、社会に還元してほしい。

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