警察官、押収したスマホからインスタに誤投稿 容疑者の知人が見て気づく

京都府警城陽署

 京都府警城陽署の警察官が6月、窃盗事件の証拠品として容疑者から押収したスマートフォンの操作を誤り、犯行に関連する画像を容疑者のインスタグラムに投稿していたことが23日、府警への取材で分かった。返却後に容疑者側からの指摘で気づき、同署は謝罪したという。

 同署は6月、キャッシュカードを高齢者から盗んだとして窃盗の疑いで容疑者を逮捕した。押収したスマホを容疑者の同意を得て調べた際、30代の男性警察官が誤って、スマホに保存されていた画像を容疑者のインスタグラムに投稿した。画像は犯行に関する移動経路を示した地図で、共犯者から送るよう求められていたものだった。投稿先は、24時間後に画像が自動的に消去されるインスタグラムの「ストーリーズ」で、容疑者の知人が閲覧していて気づき、府警がミスを確認した。

 府警は「申し訳ない。押収したスマホは原則オフラインで操作するという基本を徹底する」としている。

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