ニューカッスルのギマランイス、著名な自軍サポのSNS投稿に怒り心頭 「本気なのか?」

[写真:Getty Images]

ブラジル代表MFブルーノ・ギマランイスが著名なニューカッスルサポーターに対して怒りを滲ませた。イギリス『ミラー』が伝えている。

ニューカッスルの躍進を支えるギマランイス。今やプレミアリーグでも指折りのプレーメーカーとなった25歳は、クラブがサウジアラビア資本参入によってビッグクラブ化計画を開始した直後に加入し、誰よりも替えの効かない存在として君臨している。

今シーズンはチャンピオンズリーグ(CL)に出場することもあり、クラブ内外に大きな期待が渦巻いていることは想像に難くない。そんななか、19日に行われたプレミアリーグ第2節で昨季王者マンチェスター・シティと対戦し、敵地で0-1の敗戦を喫した。

試合から数日が経過した22日、X(旧・ツイッター)で約14万人のフォロワーを誇る1人のニューカッスルサポーターがMFミゲル・アルミロン、MFジョエリントン、DFダン・バーン、そしてギマランイスという主力選手4人の写真を並べつつ、こんなことを呟いた。

「個々のプレーヤーに責任を集中させるには早すぎだろうか? シティ戦の黒星にもっとリアクションしてもよいのではないだろうか?」

どうやら贔屓のクラブがタイトルを争うほどに急成長を遂げたなか、シティ相手の敗戦がよほど悔しかったようで、自身のフォロワー数を活かして煽るような物言いに。しかし、この投稿を不快に感じたサポーター仲間が非常に多く、昨季以降の躍進を支える選手・コーチ陣への擁護が相次いだ。

そして、この投稿を見たギマランイス自身が我慢ならなかった模様。現在は削除されているものの、「本気なのか? 僕らはCLの切符をやっとの思いで掴み、今回は世界最強のチームに敗れた。この1年半、僕らが何をしてきたのか見てこなかったようだ」などとコメントを寄せたという。

ギマランイスが加入したのは2022年1月。当時のニューカッスルはプレミアリーグで降格圏に沈んでおり、ギマランイスやその他の新戦力、エディ・ハウ監督などの存在がなければ、チャンピオンシップ(イングランド2部)降格もあり得ただろう。

大型補強で掴んだ躍進とはいえ、そこにいる者たちの努力を見逃してはならない。口は災いの元。批判的、そして煽るような物言いは必ず自らに返ってくる。

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