園児、元気に新幹線ダンス 全線開業へ小松で発表会

はつらつとした踊りを披露する園児=23日午前10時10分、小松市の月津こども園

 来春に控えた北陸新幹線の石川県内全線開業を盛り上げようと、県が考案した園児向けダンスの発表会が23日、小松市の月津こども園で初めて開かれ、年長児31人が愛らしい踊りを披露した。

 ほくりくアイドル部が歌う開業応援ソング「かがやきストーリー」の踊りを簡略化した振り付けで、園児は今月に入って3回の練習で動きを習得。本番ではリズミカルなメロディーに乗せ、軽快にステップを踏んだ。

 アイドル部のメンバーや県観光PRマスコットキャラクター「ひゃくまんさん」も駆け付け、一緒にダンスを繰り広げた。春木凜ちゃん(6)は「にぎやかで練習より楽しく踊れた」と笑顔を見せた。

 県は、子どもたちにダンスを覚えてもらうことで、幅広い世代に新幹線開業を周知したい考え。ダンスの発表会は来年1月までに金沢、加賀、野々市、七尾、能美、かほく、中能登の7市町の7園でも開催する。

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