小倉こども相、障害児施設を視察 「専門職の確保進める」

重度障害のある子どもを支援する施設の職員(中央2人)らと意見交換する小倉こども政策相(左から2人目)=23日午後、東京都足立区

 小倉将信こども政策担当相は23日、重度障害のある児童を支援する通所施設「FLAP YARD(療育室つばさ)」(東京都足立区)を視察した。たんの吸引や人工呼吸器が必要な「医療的ケア児」を巡り「専門的支援が必要な子どもたちに対応する専門職の確保を進める」と述べ、支援を充実させる考えを示した。

 この通所施設は、0~18歳の重症心身障害児を対象に支援している。意見交換で、職員から「看護担当者の確保が難しい」との声が上がった。

 小倉氏は視察後、自治体の研修を受けた専門職「医療的ケア児等コーディネーター」の配置や看護職員の確保を一層進めるなど、支援拡充を図ると述べた。

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