県児童生徒書道展 高校の部始まる 若さあふれる502点

意欲あふれる作品を見る入場者

 第69回岡山県児童生徒書道展(山陽新聞社主催・県教委共催)の高校の部が23日、岡山市北区表町の天満屋岡山店6階葦川(いせん)会館で始まった。家族や書道ファンらが訪れ、若さあふれる作品を楽しんでいる。24日まで。

 最優秀の山陽新聞社長賞や県教育長賞など上位6賞の推薦17点をはじめ、特選、佳作、入選の計502点を展示。優美な仮名文字が舞う和歌、筆線の力強さが息づく漢詩などが並ぶ。入場者は1点1点足を止めて、書き手の思いを映した書の趣を味わっていた。

 入選した孫の作品を見に来た同市中区の来場者(64)は「どの作品も筆運びや文字の大小、バランスが工夫され、個性や人柄が伝わってくる」と話した。

 24日は午前10時~午後5時。入場無料。小・中学校の部は25~28日、特選以上の4515点を同会場に展示する。

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