【夏の甲子園】慶応が107年ぶり2度目の全国制覇 仙台育英に8―2で勝利 

【慶応―仙台育英】日本一を決めて喜ぶ慶応の選手たち=甲子園(木田 亜紀彦写す)

 第105回全国高校野球選手権記念大会は23日、兵庫県西宮市の甲子園球場で決勝が行われ、慶応(5年ぶり19度目)が、宮城代表の仙台育英(2年連続30度目)に8─2で勝利し、東京時代の1916年以来、107年ぶり2度目の全国制覇を果たした。

 県勢の優勝は2015年の東海大相模以来、8年ぶり8度目で、大阪(14度)に次ぎ、愛知、和歌山と並んで2位タイ。神奈川代表の優勝は湘南、法政二、東海大相模、桐蔭学園、横浜に続き6校目となった。

 慶応は、初回に丸田湊斗(3年)が先頭打者本塁打を放つなど2点を先制。五回に打線がつながり一挙5得点を奪ってリードを広げ、全国3486校の頂点に立った。

 慶応は今大会2回戦から登場し、福井代表の北陸を9─4で下すと、3回戦は延長タイブレークの末に6─3で広陵(広島)に勝利。準々決勝では沖縄尚学を7─2で下し、準決勝では土浦日大(茨城)に2─0で競り勝った。

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