2023年は関東大震災から100年を迎えます。
千葉県我孫子市ゆかりの国際的ジャーナリスト、杉村楚人冠がまとめた当時の状況を伝えるグラフ誌などを紹介する企画展が開かれています。
朝日新聞の記者で国際的ジャーナリストとして活躍していた杉村楚人冠。
関東大震災では10代の2人の息子を一度に失いながらも、被災地の取材に赴き、被害の状況などを伝え続け、震災後は家族と共に市内の手賀沼湖畔に移り住みました。
会場には、楚人冠と交流のあったイギリスのジャーナリストからのお悔やみの手紙や、編集長として出版に関わったアサヒグラフの特別号「大震災全記」の見開きの写真などが展示されています。
また、震災からわずか2週間後に朝日新聞から発行された「大震災写真画報」も展示されていて、被災地で懸命に生きる人々の姿や、当時の復興の様子を垣間見ることができます。
企画展「1923―関東大震災を生きた人々―」は10月1日まで我孫子市の杉村楚人冠記念館で開かれています。