動くゴッホ展、会期終盤 CG技術の名画 子どもたち楽しむ

 杜(もり)の街グレース(岡山市北区下石井)で開催中のデジタルアート展覧会「親愛なる友フィンセント~動くゴッホ展」は25日まで。夏休み終盤の23日も多くの子ども連れが訪れ、CG技術によって動き出す名画の数々を楽しんだ。

 画家フィンセント・ファン・ゴッホ(1853~90年)の絵画約860点を映像として展示。縦4メートル、横5.8メートルの巨大スクリーンに映し出された代表作「星月夜」は、そびえ立つ黒いイトスギの背後に星がきらめき、雲がうねる光景が広がっている。

 大学教員の女性(39)=倉敷市=は長男(6)と鑑賞。「一度にたくさんの作品が見られて満足。絵が動くことで作者の思いがイメージしやすく、子どもも見入っていた」と話した。

 両備ホールディングス、OHK岡山放送、山陽新聞社の主催。午前11時~午後6時(最終日は午後4時まで)。一般・大学生1500円、中高生千円。小学生以下無料。

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