「諸子沢川が濁っている」静岡市山間部で地滑り　緩んだ地盤に雨…人的被害なしも避難所を開設

静岡市は8月23日、市内葵区諸子沢（もろこざわ）で地滑りが発生したと発表しました。現時点で人的被害はないということです。

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静岡市によりますと、地滑りが起きたのは市内北西の山間部に位置する、葵区諸子沢の大久保沢の上流部です。8月21日、地元の自治会連合会長から「諸子沢川が濁っている」と連絡を受けて、22日に市の職員がドローンなどを使って調査をしたことで発覚しました。

23日時点で地滑りの範囲が広く、被害の規模は分かっていないということです。静岡市によりますと、地滑りは、地盤が緩んでいたところに雨が降って崩れたことで発生したとみられています。

現時点で人的被害はなく、この地滑りによってライフラインへの影響や孤立集落が発生する可能性は低いということです。

諸子沢川の下流部には19世帯の集落があり、市は避難所を開設し、自治会を通して住民に避難を呼びかけています。

静岡市は地滑りの原因や影響などについて調査を進める方針です。