妻の死因は外傷性ショック、福井 保護の長男は措置入院

福井県警本部

 福井県坂井市の住宅で、住人の男性(68)と妻(67)が意識不明で倒れている状態で発見され妻が死亡した事件で、県警は司法解剖の結果、死因は外傷性ショックだったと明らかにした。男性は意識不明の重体。県警が保護していた同居の長男(40)は、県内の病院に措置入院となった。退院を待って事情聴取する。

 措置入院は、精神保健福祉法に基づく。精神障害が認められ、自傷他害の恐れがある人を、2人以上の指定医の診断に基づいて行政の権限で強制的に入院させる。

 22日夜、夫婦の親族が「住人と連絡が取れない」と署に通報、駆け付けた署員が2階建て住宅の1階で男性を、庭先で妻を見つけた。長男は2階にいた。

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