暗号資産口座提供、不正送金に使わせ利益得る 容疑で男逮捕 「覚えていない」否認

滋賀県警長浜署

 滋賀県警サイバー犯罪対策課と長浜署は23日、詐欺容疑で、松山市の建設業の男(34)を逮捕した。暗号資産口座のIDなどを他者に提供、口座を不正送金に使わせ、自らも利益を得た疑い。

 県警によると、容疑者は18日、東京の暗号資産交換業者に自らの名義で口座の開設を申し込み、開設された口座のIDやパスワードを他者に提供、他者から利益を得た疑い。個人の銀行口座からインターネットで不正送金が行われた事件があり、県警の捜査で、他の口座を経て容疑者の口座に振り込まれ、暗号資産に替えられて他の口座に送られていたという。容疑者は「覚えていない」と容疑を否認している。

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