米大使、処理水で日本政府を支持 中国の主張、根拠なく「無謀」

米国のエマニュエル駐日大使

 【ワシントン共同】米国のエマニュエル駐日大使は23日、共同通信の電話インタビューに応じ、東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出を巡る日本政府の取り組みは「科学的で透明性が確保されている」と述べ、支持を表明した。放出を批判する中国の主張は正当な根拠がなく「無謀だ」と非難した。

 エマニュエル氏は中国の原発排水に含まれる放射性物質トリチウムの量が、予定される福島第1の処理水よりも多いと指摘。日本が国際原子力機関(IAEA)と連携するなど「やるべきことをきちんとやっている」と評価した。

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