障害者の結婚式を支援、長野県諏訪市でモニターカップル2組を募集

諏訪ならばあきらめないユニバーサルウェディングモニター事業実施事務局(長野県諏訪市、事務局運営:KNT-CTホールディングス)はこのほど、ユニバーサルウエティングのモニターを募集している。対象は、カップルのいずれかまたは2人が結婚式実施にあたってサポートが必要な人、またはゲストの中でサポートが必要な方が含まれる人で、2組を募集。障害を持つ人が参加、参列しやすい結婚式を提供する。応募は8月31日まで。

同モニター事業は、観光庁の2023年度観光コンテンツ造成支援事業の補助を受け実施。モニターウェディングに含まれる内容には参加するカップルの負担はない。実施時期は11月中旬から12月中旬の間を予定している。

同モニター事業では、障がい・年齢などにかかわらず楽しめる観光地「誰にでも優しい観光地すわ」を舞台に、結婚式をあげるカップル、思いを伝えたい参列者に手伝いが必要な人など、誰もが安心して参加できるユニバーサルウェディングの取り組みを展開している。

ウエディングは、モニターカップル決定後に事務局とカップルで相談しながら開催場所を選択。候補として、諏訪市街や諏訪湖が望め、公園内は駐車場からスロープが整備され敷地内には車いす対応できるトイレもある「立石公園」(結婚式のみ)、諏訪湖を一望する宴会場が自慢で宿泊時に入浴介助のサポートも有料で受けられる「諏訪湖温泉地区旅館」(結婚式・披露宴可能)、バリアフリーで楽しめる「諏訪湖遊覧船」(結婚式・披露宴可能)などがある。

モニターウエディングに含まれるものは、挙式費用やウエディングドレス・タキシードのレンタル、ヘアセット・着付け、披露宴料理(10人分)、披露宴など会場費、カメラマン、ウエディングプランナーコーディネート費などがある。

応募には、「大切な人」をテーマにした、「結婚式への想い」「伝えたい気持ち」「なぜ結婚式をあきらめたのか」などのエピソードを投稿する。事務局が全てのメッセージを確認した上で、「大賞」2組を先行する。

「皆様の想いが届くこと、そして、多くの家族の笑顔の手伝いができることを願っている」と事務局。

ユニバーサルウエディング(イメージ)

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