【カンボジア】国王が新政権に期待、経済成長促進などで[政治]

カンボジアのシハモニ国王は21日、総選挙後初となる国会の開会式で演説し、フン・マネット新首相率いる政権が経済成長の促進、国民の生活水準の向上、社会的保護対策の強化に取り組むことに期待すると述べた。クメール・タイムズ(電子版)が22日伝えた。

国王は、新政権が政策の基本に従って任務と責務を果たし、経済成長の促進と全国民を対象とした社会的保護対策の強化を図ると確信していると強調。国民のアイデンティティーと道徳心を強化する目的で、文化の保存と持続可能な発展に尽力することに期待するとも述べた。

また、国民に向け、新政権下での協力と連帯に加え、仏教の四梵住(ブラフマビハーラ)に従い、慈愛、慈悲、共感的な喜び、平静の4つの意識を常に持っていなくてはならないと呼びかけた。

開会式にはフン・マネット氏のほかフン・セン前首相、ヘン・サムリン下院議長などが出席した。

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