
【ミルウォーキー共同】2024年米大統領選で民主党から政権奪還を目指す共和党は23日、ミルウォーキーで初の候補者討論会を開いた。共和党内支持率首位のトランプ前大統領は欠席。本命不在の異例の展開となる中8人が舌戦を繰り広げ、議会襲撃など四つの事件で起訴されたトランプ氏を巡り賛否が割れた。
トランプ氏は事前収録のインタビューを公開。討論会参加は「無意味だ」と主張した。
党内支持率2位デサンティス・フロリダ州知事はトランプ氏の捜査について「連邦捜査員を武器として利用するのはやめるべきだ」と主張した。支持率3位のラマスワミ氏はトランプ氏が「21世紀で最高の大統領だった」とたたえた。
クリスティー前ニュージャージー州知事はトランプ氏の行為が「大統領職に値しない」と指弾し、ハチンソン前アーカンソー州知事も同調。ペンス前副大統領は議会襲撃事件を巡りトランプ氏から「憲法よりも自分を取れと求められたが私は憲法を選んだ」と強調した。ヘイリー元国連大使はトランプ氏では民主党候補に「勝てない」と訴えた。
