公共交通機関では辿り着けない!千葉・房総半島の秘境で食す「アリランらあめん」

昭和47年に創業した「アリランらあめん」発祥の店

JR外房線の茂原駅から車で20分ほどの茂原街道の峠の途中に店を構える『八平の食堂』。

千葉県が誇る三大ご当地ラーメン「勝浦タンタンメン」、「竹岡式ラーメン」と並び称される「アリランらあめん」のお店です。なお「アリランらあめん」だけはラーメンスタイルというより、『八平の食堂』と親族の『らーめん八平』の固有メニューの名称になります。

民謡が流れる店内は古民家を思わせる内装で、席はカウンター、4人掛けのテーブル、小上がりがあります。

通常メニューである「アリランらあめん」、「アリランチャーシュー」、「ラーメン」、「チャーシューメン」に加えて、“ある時メニュー”の「味噌ラーメン」、「味噌チャーシュー」、「ライス」が揃います。

「アリランチャーシュー」は、濃い醤油が効いた褐色のスープに炒め煮にしたたっぷりの厚切り玉ねぎが特徴の「アリランらあめん」に、大ぶりの豚バラチャーが5枚のったラーメン!

「アリランらあめん」は現店主が屋台を引いて営業していた際、お客さんから「個性的なラーメンを作ってほしい」と言われ、常連さんから指南を受け5年間の試行錯誤の末に編み出したラーメンだそうです。

スープは醤油ベースに辣油と唐辛子を効かせ、玉ねぎ、ニンニク、ニラ、豚肉の旨みと香ばしさが凝縮した食欲を掻き立てられるもの!

動物系のコクと玉ねぎ由来の甘味、ガツンと効いたニンニクが合わさったパンチがありながらも、それでいて決してしつこい味ではないドンドン引き込まれていくような重層構造の味に仕上がってます。

麺はこちらの店舗の敷地内で製麺している、加水率高めな中細ストレートの自家製麺!

スムーズな啜りやすさとしっかりとした食べ応えの両方の性質を併せ持つ、唯一無二のスープとしっかり馴染む麺です。

具は、チャーシュー、玉ねぎ、ニンニク、ニラ、ネギ、豚肉!
独特な炒め野菜は、玉ねぎが飴色になるまで炒めて煮込まれ、ニンニク、ニラと共にたっぷり入っています。またチャーシューは柔らかく味染み良好です。

独自の調理方法により生み出された強烈な個性を持つ一杯!日本一行きにくいと言われるご当地ラーメンですが房総に訪れた際は一度ご賞味あれ!

八平の食堂

〒297-0153 千葉県長生郡長柄町山根1201

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*この記事は2023年7月時点の情報を基に作成しています。

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ライター:ニッポンごはん旅・編集長

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