ギネス更新の佐伯さん(富山県魚津市)に認定証 世界最高齢の女性クロカンスキーヤー

高井代表理事(左)から認定証を受け取る佐伯さん(右)

 世界最高齢の女性クロスカントリースキーヤーとしてギネス世界記録に認定されている佐伯克美さん(88)=富山県魚津市=が自身の持つ記録を1歳更新し、23日に同市の新川文化ホールで認定証を受け取った。引き続き開かれた市文化協会の講演会で講師を務め「昨日と同じ今日、今日と同じ明日でありたい。今できることを楽しむことが私の生き方の基本だ」と語った。

 昨年、87歳でギネス世界記録に認定された佐伯さんは今年3月にオーストリアであったマスターズワールドカップ(MW杯)85歳以上の部でクラシカルとフリーの2種目を制した。

 贈呈式で日本冬季マスターズスポーツ協会の高井建志代表理事が認定証を手渡した。

 講演会は「世界に挑戦」の演題で、64歳での真冬の剱岳登頂や、70歳での間宮海峡スキー横断など数々の挑戦を紹介。MW杯出場に向け各地で練習と実戦を重ねた日々を振り返り、「多くの人に支えられて“スーパーおばあちゃん”になれた。いくつになっても小さい目標を前に置こう」と訴えた。講演会は北日本新聞社後援。

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