NIE実践校、4校に認定証 新規の多良小など4校に

本年度の活動計画などについて意見を交わしたNIE推進協議会総会=佐賀市の佐賀新聞社

 教育現場での新聞活用「NIE(ニュースペーパー・イン・エデュケーション)」を進める佐賀県NIE推進協議会(会長・貞包浩洋東与賀中校長)の総会と研修会が22日、佐賀市の佐賀新聞社で開かれた。本年度の実践校として新規3校を含む小中高校計4校に認定証が渡された。

 新規の実践校は多良小(太良町)、吉田中(嬉野市)、致遠館高(佐賀市)の3校。吉田小(嬉野市)は前年度からの継続となる。1月に佐賀新聞社で実践報告会を開くほか、11~12月に吉田小で公開授業を検討している。

 NIEアドバイザーは、光武正夫小川中教頭、田中裕子千代田西部小校長、岩﨑達義中川副小教頭の3人が継続して務める。総会では光武教頭が「新聞を理解する教育も、製作する教育もある。無理せずともいろいろな教科で扱える」とアドバイス。岩﨑教頭は「実践報告書にいい事例がたくさん載っている。自分の学校に適したものを参考にして」と勧めた。

 同協議会は、実践校と県教委、佐賀市教委、県内に本社、総局、支局を持つ新聞社6社と通信社2社で構成する。(志垣直哉)

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