75歳超のシニア女性約30名で作った『ばあちゃん新聞』創刊!全国のばあちゃん達が語る人生や子育て観が楽しい!

75歳以上のシニア女性たちが働く福岡県の会社が、全国30名以上のシニア女性に毎号インタビューするというユニークな『ばあちゃん新聞』を創刊すると発表し、注目を集めています。

累計30名以上の元気なばあちゃんたちが知恵とパワーを持ち寄り、1年近くも準備してきたというタブロイド紙。
ばあちゃんたちの人生観や子育て観をはじめ、とっておきの知恵と体験談が楽しく読めるところなど、見逃せません。

高齢女性のレシピやファッションも

この新聞は、商品開発事業等のうきはの宝株式会社(福岡県うきは市)が2023年11月に創刊する『ばあちゃん新聞』。

このほど8月18日より予約販売を開始しました(タブロイド紙カラー12P・毎月発行、購読料は月330円・年5,640円)。

創刊号では同社のユーザーやSNSなどで要望のあった、「シニア女性たちからこれを聞きたい」を次のようにコンテンツ化しました。

【⑴ばあちゃんたちの人生の歴史 ⑵ビフォーアフター ⑶レシピ ⑷ファッション ⑸ヘアスタイル ⑹モーニングルーティン ⑺孫とばあちゃん ⑻暮らしのフォトエッセイ ⑼フットケア ⑽働くばあちゃん ⑾じいちゃん新聞コーナーなど】

同社には東京都内や名古屋市、大阪市など全国15地域に支局長がいるため、全国のシニア女性に関するさまざまな情報を集約できることが強みです。

紙面では例えば、人生で大切にしてきたこと等の人生観や手仕事、知恵・技術、子育て観、戦争体験のこと、子供時代のことなどが語られています。

【創刊ストーリー】霧乃ばあちゃん(85歳)の題字づくり奮戦記

この「ばあちゃん新聞」のタイトルロゴ(題字)を執筆したのが、霧乃ばあちゃん(85歳)です。

昔から書道が趣味で、新聞に載るほどの腕前。しかし、最近は認知症の初期症状が出て、元気がなくなっていました。
思い切って題字の作成を依頼してみると、「自信はないけどやってみる」と霧乃さん。

しかし、なかなか昔のような文字が書けません。
そこで、霧乃さんの娘さんが「85歳にもなったのに、そげんすぐ上手に書けるわけなかろうもん!どっちにしろリハビリになるけん、とりあえず書いてみりい!」と檄を飛ばした結果、霧乃さんは一念発起。

そうして、ばあちゃん新聞の題字が完成したのです。

働くことで高齢者に生きがいを!

福岡県うきは市のうきはの宝株式会社では、76歳から93歳までの高齢者と20〜40代の若者が協力して働いています。

2019年10月に発足した同社は、高齢者が働くことによって誰かに必要とされ、生きがいの持てる社会を創りたいとの理念でスタートしました。
高齢女性の得意技と経験を活かした料理を商品・サービス化し、オンラインショップなどで販売しています。

今年は創業5周年を機に、高齢者の働き方を啓発する目的で「ばあちゃん新聞」を創刊します。

「ばあちゃん新聞」の詳細はこちら

この記事と画像の出典:うきはの宝㈱ 公式サイト

◪当サイト「おとなの住む旅」では今回のように、現役の元気なシニア世代の皆さんの活躍ぶりを紹介しています。

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