バーディ数233個で1位 畑岡奈紗「とにかく勝つこと」

見据えるのは今季初勝利(撮影/田辺安啓(JJ))

◇米国女子◇CP女子オープン 事前(23日)◇ショーネシーG&CC (カナダ)◇6709yd(パー72)

1月に開幕して今シーズンも残すところ11試合。チーム戦を除く出場15試合全てで予選通過中の畑岡奈紗は終盤戦へ「とにかく勝つこと」を目標に掲げた。

ともに7月開催の「全米女子オープン」は4位、「アムンディ エビアン選手権」では3位ととくにメジャーで好成績を残してきたが、最後に優勝したのは昨年4月「DIOインプラントLAオープン」。7勝目に意欲的だ。

硬いグリーンも警戒ポイントだ(撮影/田辺安啓(JJ))

2週前のメジャー「AIG女子オープン(全英女子)」を終えるバンクーバー入り。ロッキー山脈の観光でも有名なアルバータ州のバンフに行き、欧州3連戦の疲れを癒した。

過去に観光名所で訪れたことがあるのは「ナイアガラの滝ぐらい」という。「米ツアーでカナダの試合は毎年1試合しかなくてみんな楽しみにしている試合だと思うけど、ここで優勝できれば最高かな」と力を込めた。

バーディ数233個で全体1位(撮影/田辺安啓(JJ))

今季はトータルで233個のバーディを奪っており、全体1位の記録をマークしている。「バーディ数が多い割には勝てていないというのは、その分ボギー以上が出ているということ。バーディ数はキープして、出来るだけセーブ出来るようにしていきたい」と優勝するためのキーポイントを挙げる。

ホールによっては左右に立つ木々の圧迫感もある。「特にこういうコースは広く見るようにして、パッティングの感覚も良くなってきたのでグリーン上でチャンスを決めていければ」と話す。

開幕前日はプロアマ戦に出場(撮影/田辺安啓(JJ))

歴史あるカナダのナショナルオープン。「体もそうですし、みんな疲れてくるところではあると思うけど、もう一回ギアを上げて。アジアシリーズも残っていますし、頑張れたら」と初日からアクセルを踏み込んでいく。(カナダ・ブリティッシュコロンビア州バンクーバー/石井操)

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