ふるさと納税アップへ、リモートで知恵借りる マーケティングや返礼品開発

舞鶴市のふるさと納税寄付額アップに向け、鴨田市長から委嘱状を受け取る溝口さん(右)=市役所

 京都府舞鶴市はふるさと納税の寄付額アップに向け、マーケティングやプロモーションの業務を専門人材2人に委託した。2人はリモートワークを基本として、市の返礼品開発などをアドバイスする。

 委託したのは、マーケティングコンサルタントの溝口浩司さん(59)=神奈川県川崎市=とネット通販に詳しい内田俊介さん(34)=兵庫県西宮市=。

 舞鶴市のふるさと納税寄付額は昨年度、過去最高の2億9300万円に達した。本年度は5億円を目標に掲げており、2人は市場調査や返礼品戦略の策定、情報発信に携わる。

 市役所で溝口さんが鴨田秋津市長から委嘱状を受け取った。鴨田市長は「舞鶴の農漁業に光を当てたい」と述べ、溝口さんは「納税の使い道をはっきりしたり、行政の顔が見えたりする取り組みが重要。舞鶴はリソース(資源)がたくさんあり、打ち出し方で寄付額を伸ばせる」と話した。

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