アルゼンチンに1兆円支援 IMF、経済情勢悪化

ワシントンの本部前に掲げられたIMFのロゴ(ロイター=共同)

 【サンパウロ共同】国際通貨基金(IMF)の理事会は23日、アルゼンチンへの約75億ドル(約1兆900億円)の金融支援を承認したと発表した。同国での歴史的な干ばつやインフレといった経済情勢の悪化を踏まえた。

 アルゼンチンとIMFは2022年3月に約450億ドルの債務再編で合意、26年から返済を開始するとしている。IMFは合意に基づき定期的な調査を行っているが、干ばつなどにより今年6月末時点で「主要な計画目標に達しなかった」とし、外貨準備の再建と財政規律の強化に焦点を当てた新たなプログラムで合意したと明らかにした。

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