東奥日報で連載している青森県平川市出身の俳優駒井蓮さん(22)がこのほど、地元テレビ番組出演で帰省したのに合わせ、東奥日報の取材に応じた。親戚など地元の人々から反響が大きいという連載への思いや、9月に新たに挑戦する舞台に懸ける意欲などを語った。
連載は今年4月から月1回掲載している「駒井蓮のマイ・ラブ!」(第3木曜日)。この中で駒井さんは、MCを務めるNHK-FMの民謡番組「駒井蓮のニポミン!」を通して津軽民謡への関心がさらに高まっていることや、離れて気付いた故郷への“愛”などプライベートな部分について触れている。
「今回帰省していろんな人から連載への感想をもらいました。『いつも見てるよ』とか。丁寧に切り取っておいてくれている人もいて、とてもうれしかった。文字の力って大きいんだなと改めて感じました」
9月には宮沢賢治と父親の関係を描いた舞台「銀河鉄道の父」に出演予定。生前の賢治にとって唯一の理解者とされる妹トシ役を印象的に演じる。「トシは女性の権利が不安定な時代に自由を追い求めた女性。病気になる直前まで勉学に励み、文学的にも生活的にも賢治を強く支えた大事な役柄です」と駒井さん。
「お隣の岩手県が舞台なので方言や風土も似ていて、青森の方々にも関心を持っていただけると思います。東京公演となりますが足を運んでいただけるとうれしいです。現在放送中のドラマ『シッコウ!!~犬と私と執行官~』(テレビ朝日系ABA火曜夜9時)にも出演しています。こちらもぜひ見てください」
「銀河鉄道の父」は東京・浜松町の自由劇場で9月9~16日まで全12公演。父親の政次郎役は的場浩司。チケットは全席指定で9800円(税込み)。イープラス、ローソンチケットなど各種プレイガイドで発売している。問い合わせはキョードーインフォメーション(電話0570-200-888)へ。