南伊豆町看板塗りつぶし 起訴内容おおむね認めるも弁護側「被害額納得できず」デザイナーの男初公判

静岡県南伊豆町の町民憲章が書かれた看板を青く塗りつぶしたとして、器物損壊の罪に問われているデザイナーの男の初公判が8月23日開かれ、弁護側は起訴内容をおおむね認めました。

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<初公判を終えたデザイナーの被告>
「僕は決して自分にやましいことはない。伊豆がより良くなるためには、僕が有罪というのは絶対におかしい」

器物損壊の罪に問われているのは、南伊豆町のデザイナーの男(79)です。起訴状などによりますと、被告のデザイナーの男は2023年5月、南伊豆町が管理する町民憲章が書かれた看板にスプレー式塗料を吹き付けて汚した罪に問われています。

23日、静岡地裁下田支部で開かれた初公判で、弁護側は起訴内容をおおむね認める一方で、約10万円とされた被害額が「納得できない」として、複数の業者から見積もりを取るよう求めました。

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