伊藤万理華&石山蓮華共演の“街歩きドラマ”「日常の絶景」。「視点を変えるだけで心が豊かになる」

伊藤万理華が、テレビ東京ほかで9月19日からスタートするドラマチューズ!「日常の絶景」(火曜深夜0:30)で主演を務め、石山蓮華と共演。日々仕事に励む社会人の2人が、街の中にひっそりと確かな存在感でたたずむ“絶景”を探しにが週末旅へ出かける、新たな“街歩きドラマ”が誕生する。

「日常の絶景」の原案となったのは、八馬智氏の「日常の絶景 知ってる街の、知らない見方」(学芸出版社)。印象的な写真と少しマニアックな文章で室外機やダクト、通信鉄塔、消波ブロックやダムなど、都市を作り出すピースたちへの新たな見方を提案し、話題を集めた1冊だ。

ドラマは、原案の世界観をベースに、タイプの異なる2人の女性が“日常の絶景”を共に巡ることで、距離を縮めながらその風景に癒やされ、元気をもらう姿を描く。

伊藤が演じる主人公・町村景は、普段はキャンプ商品メーカーの総務部で働き、日常の絶景巡りが趣味。そして、町村とともに日常の絶景を巡るのは、彼女の同僚で企画部のエースとして働く想田ひとみ。想田役を務めるのが、文筆家や俳優など、多面的な才能を発揮して活躍する石山だ。

町村と想田は、東京湾でよく見られ“キリン”の愛称で呼ばれるガントリークレーンや、自然の力を抑えると同時に造形美を楽しめる砂防と消波ブロック、そして、超巨大構造物の代名詞的な存在でもあるダムの3カ所を巡っていく。

伊藤は出演にあたり「町村を演じていると、何げない風景がすべて美しく見えるので、毎日がより豊かに過ごせて幸せです。そして日常の絶景を通して想田さんと心を通わせる、2人の力の抜けた掛け合いが楽しいです」と、本作を通して“日常の絶景”の魅力を再認識できたことを明かす。加えて、「脚本を読んで、こんな先輩が私のそばにもいてほしい!と思っていました。撮影を重ねていくにつれ、想田さん演じる蓮華さんが私にとってまさにそんな存在としてそばにいてくれて、勝手に包容力に包まれています」と、2人がいい関係性を築いたことをうかがわせる。

そんな石山は「八馬智さんの『日常の絶景』が、なんとドラマになるなんて! しかも主演は伊藤万理華さんだなんて! 最高! 千載一遇の素晴らしい企画に参加でき、心からうれしく思います」と心境を伝え、「絶景を作り上げるガントリークレーンや砂防などの構造物たちは、どれも人の知恵と仕事の結晶であり、私たちの毎日を土台から支えています。私が演じた想田さんは、脇目もふらず仕事に没頭する人。彼女の目を通し、未知の絶景と出会えて楽しかったです。真夏のロケなのでちょっと日に焼けましたが、それさえ勲章のように思います。土木や路上をめでる方々をはじめ、たくさんの人にご覧いただきたいです」と語っている。

そして、伊藤は「いつも近くにあるからこそ素通りしてしまう日常に、耳を傾けてみてください。視点を変えるだけで心が豊かになるのだと、今こそ大切にしたいことをあらためて教えてくれるドラマです」と見どころをアピールしている。

ドラマ化にあたり、原案の著者・八馬氏からは「ちょっと視点を変えるだけで世界が変わって見えるという体験を共有したい。そんな気分で作った本が、まさかのドラマ化。『日常の絶景』の概念がドラマの制作陣によって再解釈され、拡張される状況は、とても痛快に感じました。感度の高い2人の軽妙なやりとりが、絶景をより日常に引き寄せています」と喜びのコメントが寄せられている。

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