KRSなど3社協働 荷受効率化で優秀賞

 キユーソー流通システム(KRS/西尾秀明社長)は18日、製(メーカー)、配(中間流通・卸)、販(小売)の3社協働による荷受効率化・トラック回転率向上の取り組みで、ジャペル、ユニ・チャームとともに「サプライチェーンイノベーション大賞2023」(主催=経済産業省)において「優秀賞」を受賞したと発表した。
 サプライチェーンイノベーション大賞は、サプライチェーン全体の最適化に向けて、メーカー・卸・小売と協力して、優れた取り組みを実施して業界をけん引した企業を表彰するもの。3社は、倉庫作業員不足に対する効率化、トラックの回転率向上、納品精度の向上などを目的とした、取り組みを実施。
 その結果、納入業者が事前に物流センター側に通知する出荷情報(「事前出荷情報」「入荷予定データ」とも呼ばれる)である「ASNデータ」の送信によって検品工程を省略(検品レス)することにより、「入荷時の賞味期限入力の不要」と「入荷格納時の在庫確定作業の削減」を実現したほか、フロア別仕分け納品により「入荷時の仕分け作業削減」や「入荷ラベルの発行と貼付作業の削減」も実現した。

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