近年注目度が上がっている「慢性腎臓病」とはどんな病気?その怖さとは?【一生太らない生活】

健康被害を引き起こす内臓脂肪

近年、注目されている疾患が「CKD(慢性腎臓病)」です。CKDは病名ではなく、腎機能が慢性的に低下している状態の総称で、血液検査や尿検査で腎機能の低下や尿たんぱくなどが3カ月以上にわたって確認されると、CKDと診断されます。

CKDの誘因となるのは、慢性糸球体腎炎、腎硬化症、糖尿病性腎症など。高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病は、CKDの発症リスクを高めるとともに、腎機能低下を加速させることがわかっています。

腎臓の疾患で怖いのは、その行き着く先が慢性腎不全であること。腎機能が著しく低下すると、人工透析が避けられなくなります。人工透析は、機能しなくなった腎臓の代わりに人工腎臓のフィルターを介し、血液中の老廃物や余分な水分を取り除く医療行為です。1回の治療に4〜5時間かかり、週に3回の通院というスタイルが一般的。

体にかかる負担もさることながら、自由な時間を奪われることになり、旅行へ行く際には旅行先で人工透析できる場所を確保しなければならないなど行動の制限もかかります

出典:『10万人以上を痩せさせたダイエット専門鍼灸院が教える 一生太らない生活』著/関口 賢

【書誌情報】
『10万人以上を痩せさせたダイエット専門鍼灸院が教える 一生太らない生活』
著:関口賢

若い頃は痩せていたのに、年齢を重ねるにつれて太ってきたり、健康診断の数値が悪くなっていく人は多くいます。本来食べることは人間が生きる上で欠かせないことですが、現代人では逆に体に必要以上の栄養を取り込んでしまって、食べることが逆に不健康を招いてしまっているケースが多く見られます。そのままの生活を続けてしまうと、内臓脂肪によるぽっこりおなかだけでなくやがて生活習慣病となり、最終的には寝たきりになってしまったり、取り返しのつかない病へ発展することも。本書では、そんな体型や数値が気になる人に向けて、10万人以上のダイエットに貢献してきたダイエット専門鍼灸院代表の著者による、内臓脂肪を落として、誰でも簡単に痩せて健康になれる『週1ずぼら夜断食』を紹介します。

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