那覇ロータリークラブが弁当500食を寄付、指笛王国と琉銀も10万円 おきなわこども未来ランチサポート

 那覇ロータリークラブ(亀川偉作会長)は21日、給食がない夏休みに合わせて、おきなわこども未来ランチサポート(実施主体・琉球新報社、おとなワンサード、日本郵便沖縄支社)に1週間の弁当寄贈を開始した。25日までの平日5日間に毎日100食、合計500食を贈る。調理を担当するロワジールホテル那覇で21日、贈呈式があった。夏休みの弁当寄贈は4回目。会員が所属する企業が調理を担当する。本年度はロワジールホテル那覇(会員=武田寛枝総支配人)、偕生会(安里政晃理事長)が担当となる。亀川会長は「台風の影響で足りない食材もある中、会員企業が予算以上に協力してくれた」と感謝した。弁当は日替わりで希望する子どもの居場所に配布する。

 栄養や彩りも工夫された初日の100食を受け取ったほのぼのカフェ(那覇市曙)の玉寄文代代表は「物価が上がり野菜も足りない。みんな助かる」と喜んだ。

 指笛王国おきなわ(垣花譲二国王)は「おきなわこども未来ランチサポート支援チャリティー」と銘打って7月に開いたコンサートの収益など合計約10万円を、おきなわこども未来ランチサポート(実施主体・琉球新報社、おとなワンサード、日本郵便沖縄支社)に寄付した。那覇市の琉球新報本社で18日、贈呈式があった。

 コンサートは4年ぶりに開催し、指笛の独奏や合奏などが披露された。会場での募金や会員からの寄付も加えて10万1671円を贈った。垣花会長は「県外の災害支援もあるが、地域で困っている子どもたちに目を向けたい」と話した。

 琉球銀行は18日、おきなわこども未来ランチサポート(実施主体・琉球新報社、おとなワンサード、日本郵便沖縄支社)に10万円を寄付した。

 琉球銀行の渡名喜郁夫総合企画部長は「琉球銀行は75周年を迎え、地域の課題解決にも取り組んでいる。引き続き、行員同士でフードドライブも実施しており、子どもたちへの食の支援に役立ててほしい」と話した。

 おとなワンサードの富田杏理代表は「夏休みは特に食料が足りなくなる。大変ありがたい」と感謝の意を伝えた。

© 株式会社琉球新報社