「園児の確保が困難」佐倉市 市立幼稚園の廃止条例案提出へ

「園児の確保が困難」佐倉市 市立幼稚園の廃止条例案提出へ

 千葉県佐倉市は8月24日、市立幼稚園を2024年3月末で廃止にするための条例案を市議会に提案すると発表しました。

 佐倉市教育委員会は、7月19日、入園する児童数の減少などから3つある市立幼稚園すべてを2024年3月末で閉園にする方針を正式に決めました。

 これを受け、佐倉市の西田三十五市長は、24日、オンラインで開催した記者会見で、市立幼稚園を廃止するための条例案を8月28日に開会する市議会の定例会に提出すると発表しました。

 西田市長は、市立幼稚園の現状について、3つの園で合わせて290人の定員に対し、2023年度の入園児童が1人に留まり、「集団生活に必要な園児の確保が困難」と説明し、「今回、議案として提出し市議会の審議を仰ぐ」と述べました。

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