千葉市の2022年度決算 歳入歳出ともに過去2番目の規模

千葉市決算 歳入歳出ともに過去2番目の規模 実質収支は55億円超の黒字に

 千葉市は8月24日、2022年度の一般会計の決算概要を発表しました。

 新型コロナ対策に加え、物価高騰への対応や公共施設の更新の影響で歳入と歳出いずれも過去2番目の規模となりました。

 千葉市が24日発表した2022年度の一般会計の決算は、歳入が5298億5900万円、歳出が5229億8600万円でした。

 いずれも前の年度を200億円以上上回り、2020年度に次いで 過去2番目の規模となりました。

 2020年度から続く新型コロナ対策に加え、物価高騰への対応として、一部世帯への現金給付などに新たに取り組んだのが主な要因で、千葉公園総合体育館など公共施設の更新も重なりました。

 ただ、財源となる歳入も、柱となる市税収入がコロナ禍からの経済活動の再開で、個人市民税などが増加し、前の年度を55億6千万円上回る2054億3800万円に上り、過去2番目の規模となりました。

 こうした結果、実質収支は、55億6500万円の黒字を確保し、自治体の貯金にあたる財政調整基金は、170億3700万円と1992年に政令市に移行して以来、5番目に多くなっています。

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