ガソリン補助、9月から拡充 期限延長、予備費活用視野

 政府、与党がガソリン価格を抑えるための補助を9月から拡充する方針を固めたことが24日分かった。ガソリン価格が1リットル当たり180円を超え15年ぶりの高値で推移する中、9月末に期限を迎える補助金制度を少なくとも年末まで延長。財源には使い残した予算を充て、予備費の活用も視野に入れる。家計の負担軽減につながる一方、異例の価格抑制策の出口が遠のき、国の財政が一段と悪化する恐れがある。

 複数の関係者によると、延長幅は年末までか年度末までが軸となる。今後調整を本格化させ、月内に対策をまとめる。

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