「将来は白バイに乗って広島を守りたい」高校生などが県警の仕事を1day体験

警察官の仕事をより知ってもらう体験会が開かれました。

この体験会は、警察官を志望する人たちに、より警察の仕事を知ってもらおうと2017年から実施されています。対面形式での体験会は、コロナ禍の影響もあり、おととしの冬以来で、高校生など27人が参加しました。

参加者たちは、警察学校に入った後の生活をイメージするため、初任科生が訓練しているところを見学しました。

鑑識の体験では、特殊な道具を使って足跡や指紋を採取しました。

また、交通機動隊による白バイ走行を見学した後、実際にバイクにまたがり、写真を撮っていました。

参加者(高校3年生)
「小さいころから警察官になりたいという夢が続いているので、勉強をがんばって試験に受かり、将来は白バイに乗って広島県を守れたら」

広島県警 警務部警務課 奥川真弓 課長補佐
「鑑識などは一般の人には目にしたり触れたりすることがない。興味を持って体験してもらえてよかった。警察官の仕事は1人で完結することができず、チームワークが必要になる。強い心を持ってチームワークを大切にし、人の気持ちや痛みがわかる優しい人と仕事ができたら幸せだと思う」

県の警察官採用試験の倍率は、コロナ禍で4.7倍でしたが、昨年度は7.1倍まで増加しました、また、女性警察官の割合も10.9%で、目標に近づいてきているということです。

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