「宮島訪問税」事業者へ説明会 10月1日から徴収開始を前に

宮島(広島・廿日市市)では、10月1日から「宮島訪問税」の徴収が始まります。開始を前に島内に事務所を構える事業者への説明会が始まりました。

24日から始まった説明会には、およそ40人が参加しました。今回、宮島訪問税の課税対象外となるのは、島内で事務所や事業所を構える200余りの事業者です。

通勤の要件としては、月48時間以上の労働が必要となります。

市の説明に対して、アルバイトについてや申請方法などの質問が寄せられましたが、参加者の中には…

参加者
「訪問税はやめてしまえ。本当にみんなに迷惑をかけているのが分かんないのか」

市では、訪問税による初年度の税収を1億400万円と見込んでいて、環境や街並みの整備などに充てられる予定です。

島外の人材派遣会社と契約しているため、派遣スタッフが対象外と判断された事業者は…

宿泊事業者
「派遣スタッフからすると1か月2か月しか働かないのに、(年払いの)500円を払わなければいけない。それはすごく重いものだと思う。感覚のズレを感じています」

通勤用課税対象外証明書の申請は、28日から臨時窓口で対応し、9月1日からは廿日市市役所などで受け付けが始まります。

事業者説明会は、あす25日も開かれます。

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