ごはんや衛生グッズなど、どうしても荷物が増えてしまう災害時のペット同行避難。ペットの入ったキャリーバッグも持っていると、すべてを持って避難するのは正直難しいと思ってしまいます。
そんな避難時の悩みを解決してくれそうなグッズ、拡張してケージとしても使用できるキャリーバッグを発見しました。
もちろん通常のキャリーバッグとして使えるので、災害時だけでなく普段のお出かけにも使えます。これはとっても便利なのでは!?
Grarg犬猫キャリーリュックバッグ拡張可能3WAYのスペック
今回レビューするのは、中型犬も多頭飼いもOKという拡張型のリュック型キャリーバッグです。
15kgまでOK!中型犬でも使えるサイズ感
リュック型の拡張可能なキャリーバッグは対荷重が5〜10g以下・サイズも小さめのものが多い印象。
しかし、Grarg犬猫キャリーリュックバッグは、最大対荷重が15Kgと大きく、中型犬や小型犬の多頭飼いにも対応しています。
価格は3,999円(2023/08/23時点)、カラーはブルーとグレーの2色です。
本体サイズもかなり大きく、見た目は自転車宅配のリュックのイメージといえばわかりやすいでしょう。
外回りに骨組みが入っているので型崩れしづらくしっかりとしたつくりになっています。
見た目のガッチリした印象とは反対に、折りたたみ式のソフトキャリーのため軽くて柔らかく、ペットが入った時にも重くなりすぎません。
ワンタッチで広がるから超便利
拡張部分はファスナーを開けて引き出すだけ、わずか2秒で開きます。
通常時のサイズは底面が44cm×32cm・高さは37cm、拡張すると底面がグッと広がり73cm×30cmになります。
半円形のような形なので、拡張部分の高さは低めです。小型犬ならば立てそうですが、我が家の柴犬の場合はフセの体制になりそうです。
拡張部分を広げるとかなり大きくなる印象ですが、折りたたみ式なので収納時は薄くなります。
ちょっとした隙間に収納できるので便利ですね。
犬にも嬉しい工夫がいっぱい
リュック本体にはメッシュ窓が前面・左右・上部分にあるため、通気性があって犬への負担が軽減、暑さ対策にもなりそうです。
入口も前面と左右、上面にあるので、犬の性格や体型、使用する場所などによって選べます。
底面に硬さがあるため安定性も高く、歩いている時のリュックの揺れや衝撃をやわらげてくれる設計になっており、飛び出し防止のリードもついているので安心です。
では早速、愛犬に入ってもらいましょう!
体重8.2kgの柴犬でも余裕のサイズ感です。
拡張部分はワンタッチで広がるので、犬が入ったままでも簡単に拡張できます。
もっとキチキチになってしまうかと予想していたのですが、思ったより上部にも横幅にも余裕があります。
小型犬なら2頭一緒に入れそうですね。拡張部分は、床面以外すべてメッシュなので通気性も抜群です!
メッシュなので犬も飼い主もお互いの姿が見えて、避難時に使用しても安心して過ごせそうです。
最初に拡張しておくと、少し大きめの犬でもサイドから自分で出入りできます。
お出かけ時に簡易キャリーとして使う時にも便利ですね。
横の扉から内側を見てみると、空間に余裕があるのがよくわかります。
「あれ?なかなか出発しないなぁ?ねぇ、まだ行かないの?」とニコニコで訴えてきたので、このリュックでお出かけしてみましょう。
実際にお出かけしてみました
体を完全に入れてフタをした状態で、タテ・ヨコ・高さの合計が113cmです。
我が家がよく利用するJR東日本の場合、車内に持ち込めるのはタテ・ヨコ・高さの合計120cm以内、ケースを合わせた重さが10Kg以内なので、旅行やお出かけの時に新幹線などの公共交通機関を利用できそうです。
参照:JRおでかけねっと
顔を出してあげると居心地がいいのか出たがることもなく、のんびりとまわりを見て大人しくリュックに入っています。
人混みなど地面を歩かせるのが心配な場面でも、このリュックは活躍しそうです。
型崩れしづらく安定しているので、愛犬の入り心地も良さそうです。
拡張部分を広げてみました。ワンタッチなので楽々です。
メッシュ窓は日よけカバー付きなので、気温や湿度、場所などに応じて調整できます。アウトドアシーンでの、虫除け効果もありそうです。
愛犬も中にいると落ち着くのか、気に入ったようですっかりくつろいでいました。
サイドの出入口を開放しておけば圧迫感もなく、旅行先の簡易ケージとしても使えます。
キャリーバッグとケージを両方持っていかなくてもよいのは助かりますね。
愛犬との同行避難を想定して購入した「Grarg犬猫キャリーリュックバッグ拡張可能3WAY」ですが、かなり使い勝手がよく日常でも大活躍しそうな予感です。
災害時は、なにかとストレスの多い環境が続きます。
「楽しいお出かけの思い出」の詰まったキャリーリュックバッグを使うことで、愛犬の心の負担が少しでも軽くなると嬉しいですね。
(ハピママ*/ 村田 幸音)