2005番破産へ 負債1億円 茨城・つくば、料理店経営

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東京商工リサーチつくば支店は24日、創作和食料理店経営の2005番(茨城県つくば市小野崎)が水戸地裁龍ケ崎支部から破産手続き開始決定を受けたと発表した。決定は8日付。負債は約1億円。

同社は2010年9月に創作和食料理店「花鳥風月 花」をオープンし、14年に現在の社名で法人化した。料理は全てコースとし、旬の食材や有機野菜を使った料理などで一定の顧客を確保し、19年9月期は1億3千万円を売り上げた。新型コロナウイルス感染拡大後は、来店客が減り営業時間短縮などの対応を余儀なくされ、21年9月期の売上高は9500万円と縮小、採算性も悪化した。22年9月期に入り、まん延防止等重点措置の解除もあり環境が良くなったが、コロナ禍前には戻らず事業継続を断念。同年8月ごろに閉店していた。

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