野党共闘の布石? 立民とれいわが海外研修 与野党が臆測や警戒

「ガブテック」でシンガポールのデジタル政策について説明を受ける訪問団=21日(中谷氏提供)

 立憲民主党の小川淳也前政調会長とれいわ新選組の山本太郎代表が訪問団を組み、シンガポールで20日から22日にかけて研修を行った。野党共闘のキーマン同士の行動に政界は興味津々。両者を仲介した立民の中谷一馬氏(衆院比例南関東)は飛び交う臆測を打ち消しつつ、連携強化に効果があったことを認めている。

 小川氏は党重鎮の小沢一郎氏とともに立民内に「野党候補の一本化で政権交代を実現する有志の会」を発足。総選挙に向けた路線で泉健太代表と対峙(たいじ)しており、今回の行動が「選挙協力への布石」(公明議員)、「執行部へのけん制」(立民議員)といった臆測や警戒を与野党に呼んでいる。

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