オーディション番組から誕生 FANTASY BOYS ジュンウォンがデビュー前に脱退 実母が事務所へ不満吐露

韓国のサバイバルオーディション番組「少年ファンタジー」からデビュー組の12人が決定。グループ名をFANTASY BOYSとして、9月21日の正式デビューを控える中、最終順位1位通過のユ・ジュンウォンが活動から外れて11人編成となることが発表され、ファンを驚かせた。

ジュンウォンは最近法律代理人を選任し、ソウル西部地方裁判所へ専属契約効力停止処分の申請している。

韓国メディアのSBSによると24日、FANTASY BOYSのマネジメントを引き受けたPOCKETDOL STUDIOの関係者が取材に応じたといい「ジュンウォンは未成年ではなく成人にもかかわらず、契約締結の場に唯一母親が同伴し、契約内容についても息子に言うのではなく、自分に言うよう強く要求してきた」と説明。

それだけではなく「スタイリストが用意した空港ファッションや、現場スタッフが主導するメンバー隊列などにも干渉しようとしてきたと」主張した。

実母は「ジュンウォンが空港に登場した際、体形に合っていないパンツを着用し、ノーブランドではないカバンを持っていた。『少年ファンタジー』で1位を獲得したのに、一部の写真ではメンバー隊列でセンターではなかった」と抗議してきたという。

POCKETDOL STUDIO側は「マネジャーもスタイリストも誰一人として差別したと考えたことはない」とし「衣装は協賛された関係で、トップスとボトムスがつながっており(上下を)一緒に着る必要があった。最終的にB社のシャツを渡したが、本人が他のものを着ると言うので変えただけ。現場ではスタッフ一人一人が最善を尽くし努力している」と伝えた。

しかし、ジュンウォンの実母はこれを「事実ではない」と反論。同メディアの取材に応じ「ジュンウォンが契約の相談をしたと聞いて、連絡してきた親御さんと話をしていたら、取締役が私と他メンバーの母親にしていた話が全く違っていてた。ジュンウォンが空港で着用していたパンツが、体形をカバーできていなかったので変えてほしいと話をしたが、受け入れてもらえなかった。なのに翌日別のメンバーは変えてもらったという話を聞いて(取締役に)、把握してほしいと依頼した」と明かす。

続けて「スケジュールを事前に共有してもらえないという話を子どもから聞き、その話を伝達したところ『今後はスケジュールを共有する』と言われたが、一度もされたことはない」と、事務所側への問題だと抗弁した。

ジュンウォンは最近開設したSNSで、所属事務所との付属合意書を公開。所属事務所が高額の固定費を負担させたと主張。POCKETDOL STUDIOは「付属合意書上、固定費用をまず半分を会社が負担して、のこりの半分をFANTASY BOYSの総売上高からメンバー別に1/12をまず控除するものだった」と、問題となるものではないと言う立場を見せている。

(よろず~ニュース・椎 美雪)

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