チェルシーが18歳逸材FWデイヴィドを獲得…今夏サントスから2人目の加入に

[写真:Getty Images]

チェルシーは24日、サントスからブラジル人FWデイヴィド・ワシントン(18)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2030年6月30日までの7年となり、さらに1年の延長オプションが付帯している。

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なお、ブラジル『グローボ』によると、移籍金の総額は2000万ユーロ(約31億5000万円)程度になるという。

また、当初はトッド・ベーリーオーナー率いる『BlueCo』が買収したフランスのストラスブールへのレンタル移籍の可能性も伝えられていたが、現時点で残留か武者修行かは決まっていないようだ。

ブラジルのイトゥンビアラ生まれのデイヴィドは、グレミオの下部組織を経て2016年にサントスの下部組織に加入。キャリア初期は左ウイングを主戦場としてきたが、身体的な成長や周囲のアドバイスによってセンターフォワードにコンバート。

コンバート後はユースチームで着実にゴールという結果を残し、今年に入ってファーストチームデビュー。ここまでは公式戦16試合2ゴールという数字を残している。

187cmの恵まれた体躯に加え、ウイングでもプレー可能なスピード、突破力を兼ね備えた万能型で、機動力と足元の収まりの良さを生かしたムービングストライカー。空中戦やポストワーク、オフ・ザ・ボールの改善が進めば、将来的にチェルシーとブラジル代表でスタメンを張れる大器だ。

ベーリーオーナーの就任以降、若手有望株の獲得に積極的なチェルシー。とりわけ、ブラジルの若き才能に強い関心を示しており、今年1月にU-20ブラジル代表MFアンドレイ・サントス、今夏にはサントスからU-20ブラジル代表FWアンジェロ・ガブリエウを獲得。デイヴィドはアンジェロに続くサントスからの新戦力となった。

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