アジア大会、ロシア勢不参加へ 受け入れ準備も調整つかず

杭州アジア大会のテニス会場(左)と近隣の高層ビル=6月、杭州(共同)

 9月23日開幕の杭州アジア大会(中国)で受け入れ準備を進めていたロシアとベラルーシの選手が不参加の見通しとなったことが24日、複数の関係者への取材で分かった。ウクライナ侵攻に伴って国際大会から除外されてきた両国選手に対し、来年のパリ五輪を見据えて参加基準突破の機会を提供する趣旨だったが、両国側が出場の意思を示さないなど調整がつかなかったとみられる。

 アジア大会は「五輪のアジア版」と呼ばれる国際総合大会。主催者のアジア・オリンピック評議会(OCA)は個人競技に限り、国を代表しない「中立」選手として、域外の両国に異例の500人の出場枠を設けるとしていた。(共同)

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