大きな『垂れ耳』を持つ犬種3選!ギネス登録された世界一長い耳を持つ犬や垂れ耳の特徴を紹介

大きな「垂れ耳」を持つ犬種

『世界一長い耳を持つ犬』としてギネス登録された犬がいることをご存じでしょうか。それは、アメリカのオレゴン州に暮らす「ルー」です。

ルーは、「ブラック・アンド・タン・クーンハウンド」という犬種の女の子で、ギネス登録された耳の長さは左右それぞれ約34㎝。左右とも同じ長さであるというのが驚きの美しさですよね。

ルーの飼い主である女性は、ルーのことを「最もおバカさんで小さな変わりもの」と表現しているそうです。地面につくほどの長い耳を持つルーは、子犬の頃は自分の耳を踏んでばかりいて、よく転んでいたのでそう呼ばれていたそうです。

このように今回は、自分の耳を自分で踏んでしまうほどの「垂れ耳」を持つ犬種を解説します。ぜひ確認してみてくださいね。

1.ブラック・アンド・タン・クーンハウンド

ギネス登録された世界一長い耳を持つルーの犬種でもある、ブラック・アンド・タン・クーンハウンドは、大きな垂れ耳を持つ犬種です。

子犬の頃から大きな垂れ耳を持ち、ルーのように自分の耳を踏んでしまったり、引きずるようにして歩いたりするのは、ごく自然なことのようです。

1945年に登録された比較的新しい犬種で、ブラッドハウンドやフォックスハウンドを交配することで生まれたとされています。

社交的で友好的な犬種ですが、本来は他の犬と協力して作業をすることが大好きな猟犬であるとされ、現在でも猟犬として現役で働くそうです。

注意すべき点は、大きな垂れ耳の特徴でもある外耳炎。耳の中が蒸れてしまいやすいため、定期的なお手入れが欠かせません。

2.イングリッシュ・コッカー・スパニエル

「まるで絹のようだ…」と表現されるほど美しい被毛を持つイングリッシュ・コッカー・スパニエルは、大きな垂れ耳を持つ犬種でもあります。

高く優れた運動機能と身体能力を持ち合わせ、鳥猟犬としても活躍する犬種で、大変な遊び好きとして知られています。

その一方で攻撃性が高い犬種としても知られ、子犬の頃からの徹底したトレーニングが必要であるとされています。明るい笑顔でしっぽを振る友好的な姿からは全く想像することができない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

なお、大きな垂れ耳の特徴でもある内耳炎や中耳炎に注意が必要です。耳の中のお手入れをサボっていると起こりやすい病気です。

3.イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル

「スプリンガー」という言葉が名前に含まれていることからも分かるように、走ることが得意なイングリッシュ・スプリンガー・スパニエルもまた、大きな垂れ耳を持つ犬種でもあります。

スパニエルの中では比較的大きく、中型犬から大型犬に該当する犬種なのではないかと思います。長い手足を持ち、走ることが好きで力強さもあるため、犬の運動量についていける自信のある人に向くと思います。

身体能力だけではなく、知能の高い犬種でもあるため、ただ運動量が多いというだけではいけません。頭脳を使った遊びを取り入れてあげることで、本能が満たされる犬種なのです。

そしてやはり、大きな垂れ耳を持つ犬種のため耳のトラブルが起きやすいです。耳の入り口付近のお手入れは毎日欠かせません。

また、大きな垂れ耳には、ややウェーブのかかった被毛が特徴的で、毛玉の予防のためのブラッシングも欠かせないでしょう。

まとめ

大きな垂れ耳を持つ犬種を3つ解説しました。

  • ブラックアンドタンクーンハウンド
  • イングリッシュコッカースパニエル
  • イングリッシュスプリンガースパニエル

大きな垂れ耳を持つ犬種には、猟犬として活躍する犬が多いことも分かりました。あの大きな垂れ耳が猟の妨げになってしまうことはないのでしょうか。

ギネス登録された世界一長い耳を持つ犬「ルー」の犬種であるブラック・アンド・タン・クーンハウンドには、私はまだ出会ったことがありません。みなさんも会ってみたいと思いませんか?

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