渡辺剛や菅原ら日本人6選手がプレー! 強豪が順当に先勝も昨季準優勝フィオレンティーナが敗戦【ECL予選プレーオフ】

アストン・ビラは攻撃陣爆発で5-0の先勝[写真:Getty Images]

2023-24シーズンのカンファレンスリーグ(ECL)予選プレーオフの1stレグが23日と24日に各地で開催された。

勝者がECLのグループステージに進出し、敗者は予選敗退となる運命のプレーオフ。

今ラウンドにはMF長谷部誠(フランクフルト)、DF菅原由勢(AZ)、DF渡辺剛(ヘント)、MF本間至恩(クラブ・ブルージュ)、FW小田裕太郎とFW田川亨介(ハーツ)、MF田中亜土夢(ヘルシンキ)、MF辛島侑烈(ジャルギリス)の8人の日本人選手所属クラブが参戦した。

菅原が先発フル出場した昨季ベスト4のAZはホームでSKブランと対戦し、1-1のドローとなった。開幕から公式戦4連勝と好調を維持するチームだが、この試合ではノルウェーの曲者相手に苦戦。試合を通して拮抗した展開に持ち込まれた中、後半序盤に先制点を奪われると、後半半ばの71分にハツィディアコスのゴールで同点に追いつくも最後まで勝ち越しゴールを奪えなかった。

渡辺がフル出場したヘントは欧州大会の常連であるアポエル相手に2-0で先勝。試合を通して主導権を握ったホームチームは、後半半ば過ぎに先制に成功すると、試合終了間際に韓国代表MFホン・ヒュンソクが追加点を奪取。これを渡辺を中心とする守備陣がしっかりと無失点で守り切った。

長谷部が体調不良でベンチ外となったフランクフルトはレフスキ・ソフィアとのアウェイゲームを1-1のドローで終えた。前半立ち上がりにエースのコロ・ムアニのゴールで早々に先制点を奪ったが、以降は膠着状態に持ち込まれる。苦戦した後半も何とか粘り強い守備でリードを維持したが、試合終了間際の95分に相手FWファディガにスーパーなロングシュートを決められ、逃げ切り失敗となった。

また、この1stレグでは田中と小田、田川、辛島の4選手が途中出場したが、チームはいずれも敗戦という結果に。本間がベンチ外だったクラブ・ブルージュは、難敵オサスナ相手に敵地で1-2の先勝を収めている。

その他のクラブではアストン・ビラ、フェネルバフチェ、ベシクタシュ、リールといった強豪が順当に先勝した一方、昨季準優勝のフィオレンティーナが敵地でラピド・ウィーンに0-1で敗れる波乱も起こっている。

なお、グループステージ進出クラブが決定する2ndレグは8月31日に開催予定だ。

◆ECL予選プレーオフ1stレグ

【チャンピオンズパス】

8/24(木)

バルカニ(コソボ) 4-1 BATEボリソフ(ベラルーシ)

ジャルギリス(リトアニア) 0-4 フェレンツヴァーロシュ(ハンガリー)

ストルガ(北マケドニア) 0-1 ブレイザブリク(アイスランド)

ファルル・コンスタンツァ(ルーマニア) 2-1 ヘルシンキ(フィンランド)

アスタナ(カザフスタン) 1-0 パルティザニ(アルバニア)

【メインパス】

8/23(水)

スパルタク・トルナヴァ(スロバキア) 1-1 ドニプロ-1(ウクライナ)

ハイバーニアン(スコットランド) 0-5 アストン・ビラ(イングランド)

8/24(木)

レフスキ・ソフィア(ブルガリア) 1-1 フランクフルト(ドイツ)

ヘント(ベルギー) 2-0 アポエル(キプロス)

シェプシOSK(ルーマニア) 2-2 ボデ/グリムト(ノルウェー)

トボル(カザフスタン) 1-2 ビクトリア・プルゼニ(チェコ)

ミッティラン(デンマーク) 3-3 レギア・ワルシャワ(ポーランド)

リール(フランス) 2-1 リエカ(クロアチア)

ヘンク(ベルギー) 2-1 アダナ・デミルスポル(トルコ)

フェネルバフチェ(トルコ) 5-1 トゥベンテ(オランダ)

ディナモ・キーウ(ウクライナ) 2-3 ベシクタシュ(トルコ)

AZ(オランダ) 1-1 SKブラン(ノルウェー)

ラピド・ウィーン(オーストリア) 1-0 フィオレンティーナ(イタリア)

ハーツ(スコットランド) 1-2 PAOK(ギリシャ)

ノアシェラン(デンマーク) 5-0 パルチザン(セルビア)

オサスナ(スペイン) 1-2 クラブ・ブルージュ(ベルギー)

マッカビ・テル・アビブ(イスラエル) 4-1 ツェリエ(スロベニア)

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