エンジョイ、ジャパニーズミルク――。日本観光を楽しむインバウンド(訪日外国人)向けに、国産の牛乳や乳製品をアピールするキッチンカーが登場した。24日の東京・秋葉原を皮切りに、大阪や京都でも出店を計画。企画したJミルクは「日本産のおいしさを伝え、帰国後も購入してもらうことで需要拡大につなげる」と狙う。
キッチンカーでは、生クリームをたっぷり使ったクレープや、氷の入った冷たい牛乳を50~300円で提供。韓国から友人と訪れていた男性は「北海道の牛乳は聞いたことがあるが、日本の乳製品を食べるのは初めて。とてもおいしい」と話し、アイスクリームがトッピングされたクレープを楽しんだ。
購入者には、メニューのレシピを英語で紹介する特設サイトのQRコードを配布。イベント情報も発信し、ファン獲得につなげる。農水省の事業を活用し、業界横断で取り組む消費拡大運動「牛乳でスマイルプロジェクト」の一環で展開する。