<ナチュラルライフ通信>秋の気配

イチジクはもう少し熟した方がいいが、虫との争奪戦になるので早めに収穫

 立秋が過ぎて、山の夜は肌寒くて夜中に目が覚めるほど涼しい日もあります。外は虫たちの大合唱。日の出の時間も少しずつ遅くなってきました。今朝はお庭の上を走る電線にツバメが集合。「さぁ、これから南の国へ旅に出るぞ!」というところでしょうか。

 畑では、秋冬野菜の準備をしていますが、ニンジンの芽はことごとくコオロギに食べられてしまい、なかなかうまくいきません。畑の隅に植えたイチジクは今年も豊作で採り忘れた完熟の実に、カブトムシやチョウチョが群がって、近寄っても逃げないくらい夢中になって蜜を舐めています。

 毎日少しずつ収穫して、ジャムやシロップも作りました。ユズも、毎年少しずつ実の数が増えてきました。もう少ししたらユズゴショウを作ります。収穫、保存、次のシーズンの準備と秋は大忙しですね。

 (地域リポーター・一ノ瀬文子=鹿島市)

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