北方領土の灯台、白く塗られる 貝殻島、根室海保が発見

北海道根室市の納沙布岬沖に立つ歯舞群島の貝殻島灯台(中央)=2016年

 根室海上保安部(北海道根室市)は25日、北方領土・歯舞群島の貝殻島にある灯台の外壁が、塗料のようなもので白く塗られているのを確認したと明らかにした。灯台はもともと灰色だった。根室海保の巡視船が24日午後2時ごろ、パトロール中に発見した。

 根室海保によると、発見時、灯台では3人ほどが上って何かの作業をしていたが、24日午後3時ごろ、近くに泊めていた小型の船に乗り込み島を離れたという。

 灯台では今月2日、最上部にロシア国旗のようなものが掲げられているのが確認された。同海保によると、24日の時点で国旗のようなものはなかった。

 貝殻島は根室市の納沙布岬から3.7キロ沖合にある。

© 一般社団法人共同通信社