【Players on Fire】師匠・イチローも達成できなかった偉業を成し遂げた「愛弟子」

イチローが実力を認めるマリナーズのフリオ・ロドリゲスが、師匠超えのメジャー記録を打ち立てるなど勢いが止まらない。チームもその勢いに乗って8連勝を記録し、地区優勝にも手が届くところまできている。

マリナーズの会長付き特別補佐兼インストラクターを務めるイチローが、「人に対して過剰に期待するとかしないようにしてきたが、フリオに関してはそれをできる選手だと思う。どこまでいくのかを見てみたい」と期待を寄せるフリオ・ロドリゲスが絶好調だ。

新人王に輝いた昨季に2度受賞した週間MVP。今季はレギュラーシーズン21週目でロドリゲスは7試合に出場し、37打数21安打、打率.568、2本塁打、12打点、6盗塁、OPS1.417と大暴れし、見事にキャリア3度目の週間MVPを受賞した。

そのなかでも、日本時間17日から20日にかけての4試合では、合計17安打を放ち、1925年にミルト・ストック(ブルックリン・ロビンス=現ドジャース)が残した4戦16安打の記録を破った。4安打→5安打→4安打→4安打での4試合連続4安打以上は、ストックに次ぐ史上2人目の快挙でもあった。

今季は前半戦こそ打率.249と伸び悩んだが、マリナーズのお膝元であるシアトルで開催されたオールスター・ゲームに選出されると、地元の期待を背負ってホームラン・ダービーにも出場した。その1回戦でなんと41発のホームランを放ち、2019年にブラディミール・ゲレーロJr.が記録した1ラウンドでの最多本数記録を塗り替えた。

オールスター・ゲームで弾みをつけ、後半戦は絶好調。8月は打率.344とし、144安打はリーグ3位まで急上昇した。チームも8月に入って8連勝を2度記録し、エンゼルスを抜いて地区3位に。2位アストロズとの差も5.5ゲームだったのが、0.5にまで急接近しており、ワイルドカードどころか2001年以来の地区優勝も見えてきた。チームの快進撃を牽引するロドリゲスが次はどのような記録で驚かせてくれるのか、今後の活躍からますます目が離せない。

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