とうとうサッスオーロに別れ? ベラルディが20代最後の1年にユベントス行き決意か

[写真:Getty Images]

サッスオーロのイタリア代表FWドメニコ・ベラルディ(29)がユベントス行きを決意しているようだ。

サッスオーロひと筋のベラルディ。若手の頃に一度だけユベントスに保有権が渡った時期があったが、生え抜きのアタッカーを諦めきれなかったクラブが買い戻し、現在に至る。サッスオーロ通算352試合の出場と133ゴール91アシストを誇る紛れもないバンディエラだ。

ただ、裏を返せば、イタリア人随一の実力を有するアタッカーはトップクラブでのプレー経験がなく、もちろんチャンピオンズリーグ(CL)に立ったこともない。19歳にしてミラン相手に1人で4ゴールを叩き込んだ衝撃の試合を覚えているファンも多いだろうが、ベラルディは8月で29歳となった。

今夏はユベントスとラツィオからの関心が報じられるも、これといった続報はなく、サッスオーロの選手として30代に突入するものかと思われた。だが、イタリア『カルチョメルカート』によると、残り1週間を切った移籍市場でユベントスが獲得を諦めていないという。

数日前にはサッスオーロの幹部が「ユーベは我々が設定した8月17日までにオファーを出さなかった。ベラルディはここに残る」と発言。しかし、ベラルディはセリエA第1節・アタランタ戦を欠場しただけでなく、27日に行われる第2節・ナポリ戦の欠場も今のところ濃厚とのことだ。

どうやら水面下で両クラブの駆け引きが続いているようで、財政難のユベントスは3000万ユーロ(約47億2000万円)の要求を少しでも引き下げようと努力している模様。執念を燃やすのは、ベラルディ本人がユベントスへ移籍する決意を固めているからだとみられている。

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