救急車が側溝に脱輪、患者搬送14分遅れ 亀岡消防署「重く受け止め」

亀岡消防署の車庫

 亀岡消防署は25日、京都府亀岡市内で救急車が脱輪し、女性(86)の搬送が約14分遅れたと発表した。女性は入院中だが容体は安定しているといい「搬送遅れによる影響はなかった」としている。

 同消防署によると、23日午後6時ごろ、余部町のグループホームから「女性が朝から嘔(おう)吐(と)し、ぐったりしている」と119番があった。約5分後に到着した救急車が、駐車場にバックで進入しようと操作中に、左前輪が側溝に脱輪して動けなくなったという。

 別の救急車が女性を南丹市内の病院に搬送した。警防課は「重く受け止め、交通事故防止に取り組む」としている。

京都府亀岡市の位置

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