地元中学生が一宮川の治水対策を見学 千葉県内唯一の「防災部」

地元中学生が一宮川の治水対策を見学 千葉県内唯一の「防災部」

 2019年の豪雨で氾濫し、千葉県茂原市など周辺流域に甚大な被害をもたらした一宮川。
 その流域で進められている治水対策などを若い世代に知ってもらおうと、8月25日、茂原市内で見学会が行われました。

 見学会は、県と長生村、それに、県建設業協会などが主催したもので、県内で唯一、部活動として「防災部」のある、長生中学校から部員約20人が参加しました。

 生徒らははじめに、2019年の豪雨による一宮川流域の被害状況や対策の必要性などについて説明を受け、その後、茂原市内の治水工事の現場に赴きました。

 一行は、氾濫を防ぐために川の幅を広げ橋を架け直すという大規模な工事現場や、川が増水した際に水を一時的に溜める調節池の増設工事を見学したほか、この日のために設けられた体験コーナーで、高所作業車にのったりコンクリートをきれいにならしたりして、治水対策や建設業の重要性を肌で感じていました。

生徒は―
「いろいろな人が機械やドローンとか使っていろいろな工事をしていて、未来でどんな風になるのか考えさせられた」

「人が暮らしやすい社会をつくるためには大切なことだと思った。人の役に立てる職業は格好良くて私もやってみたいと思った」

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